ノンカロリーやカロリーゼロなのに太るワケ
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「カロリーゼロと書かれているモノだけを摂取すれば痩せるのか?」と気になるところですが、巷に溢れる「シュガーレス」や「カロリーオフ」といった表示を誤解している人が多いそうなので、カンタンにまとめてみました。
◆糖類ゼロ、糖分ゼロ、糖質ゼロ、無糖、ノンシュガー、シュガーレス、シュガーフリーなど
・食品:糖類の含有量が100gあたり0.5g未満
・飲料:糖類の含有量が100mlあたり0.5g未満
つまり、350mlのジュースであるならば、最大17.5キロカロリーを摂取する可能性があるということ。
◆糖分軽め、糖分控えめ、低糖 微糖、糖分カット、カロリーライト、糖分ライト、糖分ダイエット、カロリーゼロ、ゼロカロリー、ノンカロリー、カロリーレス、カロリー無しなど
・食品:糖類の含有量が100gあたり5g未満
・飲料:糖類の含有量が100mlあたり2.5g未満
つまり、350mlのジュースであるならば、最大87.5キロカロリーを摂取する可能性があるということ。
◆カロリーオフ、糖分カット、糖分オフなど
・食品:糖類の含有量が100gあたり40g未満
・飲料:糖類の含有量が100mlあたり20g未満
つまり、350mlのジュースであるならば、最大700キロカロリーを摂取する可能性があるということ。
「糖分」や「シュガー」には砂糖だけでなくブドウ糖、果糖、麦芽糖、乳糖なども含まれています。
例えば「カロリーゼロ」表記。
ジュースに糖類が2.5g未満しか入ってないのに甘味を感じるのは、足りない甘さをパラチノースやオリゴ糖、ステビア、キシリトールといった糖類以外の原料から作られた人口甘味料で補糖しているためなのです。
糖類によるカロリーは基準値を満たしているので低糖をアピールできるというわけ。
「カロリーオフ」「ノンカロリー」と表示されていると、太る原因になるカロリーは一切摂取されないのでは?と思ってしまいますが、表示にない含有カロリーがあるので、案外ダイエットアイテムとしては不向きかもしれませんね。